
看護師を目指したいけど、学費や学校に通っている間の生活費ってどうしたらいいのかな…
育児をしながら学校に通うと決めたとき、私が最初に心配したのが金銭面でした。
学費はもちろん、学校に通っている間は働く時間も減るため、2年間子どもを育てながら生活していけるのか不安でした。
結論―――
ひとり親支援制度や給付金があり、学費や生活費の負担を抑えながら准看護師を目指すことができます。
この制度を知っているかどうかで受け取れる金額や、家計の負担も大きく変わってくるので、事前に確認してみてください。
- ひとり親が受け取れる高等職業訓練促進給付金
- 自治体独自の制度
- 病院奨学金や修学資金も活用できる
- 入学前から情報収集を始めるのがおすすめ
シングルマザーが利用できる給付金・支援制度一覧
シングルマザーが看護学校へ進学する際に利用できる制度は
- 生活費を支援してくれる制度
- 返済不要で学費を借りられる
- 合格お祝い金
- 自治体独自の支援制度
などさまざまあります。
ここでは、特に利用する人が多い制度を紹介していきます。
高等職業訓練促進給付金
高等職業訓練促進給付金は、ひとり親が看護師や介護福祉士などの取得を目指し、6ヶ月以上の養成機関で学ぶ期間中に生活費を支援する制度です。
シングルマザーが看護師や准看護師などの資格取得を目指す際、最も利用される制度の一つです。

支給内容
- 訓練期間中、月額10万円(住民税課税世帯は月額70,500円)
※訓練を受けている期間の最後の1年間は支給額を4万円増額 - 訓練修了後、5万円を支給(住民税課税世帯は25,000円)
対象者
- 児童扶養手当の支給を受けているか、同等の所得水準にある方
※ただし、所得水準を超過した場合であっても、1年に限り引き続き対象者とする - 養成機関において6月以上のカリキュラムを修業し、対象資格の取得等が見込まれる方
- 仕事または育児と修業の両立が困難であると認められる方
一定の条件を満たすことで、修業期間中に毎月給付金を受け取ることができ、生活費の負担を軽減できます。
対象となる資格や支給額、利用条件はその年によって異なる場合があります。

申請には事前相談が必要です。必ず市の担当者に相談しましょう。
ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付制度
高等職業訓練促進給付金を受給している方向けの貸付制度です。資格取得後、対象の仕事に5年間勤務すると返済が免除されます。

対象者
母子家庭高等職業訓練促進給付金及び父子家庭高等職業訓練促進給付金の支給を受ける方で次の要件すべてに当てはまる方
- 経済的援助を必要としている
- 資格を取得後、その資格が必要な業務に5年以上従事しようとする意思がある
貸付できる金額
◎入学準備金 50万円以内
◎就職準備金 20万円以内
◎申請先や申請方法は、お住まいの地域により異なります。
対象の窓口まで相談してください。
「ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付制度 〇〇市(地域名)」などで検索してみてください。
看護師等修学資金
県や市などの地方自治体が行う制度で、卒業後にその地域や特定の病院で働くことが条件になります。
- 資格(看護師・准看護師・保健師・助産師)を取得
- 卒業後に決まった施設(200床未満の病院や特定の地域医療機関など)で働く
- 一定の年数(3年〜5年)続けて勤務する
※条件を満たせなくなった場合や、途中で辞めた場合は、借りたお金を返す必要があります。
利用条件や貸与額、返還免除の条件は自治体ごとに異なるため、進学予定の学校や自治体へ確認してみましょう。
病院奨学金
病院が独自に実施している奨学金制度です。
学費を支援してもらう代わりに、卒業後は一定期間その病院で勤務することが条件になるケースが一般的です。

私が通っていた学校では、6~7割ぐらいの学生がこの制度を利用し、すでに看護助手として働いている生徒が多かったよ
基本的には、援助を受けた年数=勤務する年数となる病院が多く、例えば2年間の学費援助を受けた場合、卒業後に2年間勤務することで返済が免除される場合が多いです。
就職先が決まっている安心感がある一方で、途中で退職した場合は返還が必要になります。
ただ、一定期間働き続けることが前提になるため、すぐに辞めずに踏ん張れるきっかけにもなります。
結果として、数年間同じ職場で働いたという経験や実績を積みやすいことも、病院奨学金のメリットの一つです。
利用する際は、勤務条件や返還条件を事前によく確認しておきましょう。
入試対策の支援制度
私が市役所の担当の方からたまたま教えてもらったのが看護学校受験対策講座でした。
当時は積極的に案内していないとのことで、利用者も約20人程度と少なかったです。
看護学校受験対策講座(看護学校塾)
ひとり親家庭を対象とした看護学校受験対策講座です。
受講料はかかりますが、民間の受験塾と比べて安く、数学、国語や面接対策など看護学校の受験に必要な内容を学ぶことができます。
当時は塾や講座について調べてもネットではほとんど情報が見つからず、民間の看護学校専門塾に1ヶ月だけ入塾していました。
費用が高く悩んでいたため、この講座を利用できて本当に助かりました。
現在も地域によっては、このような受験対策講座や就業支援講習会が実施されています。

同様の制度がないかぜひ確認してみてね
自治体に相談すると教えてもらえる制度もある
今回紹介した制度以外にも、自治体独自の支援が行われていることがあります。
ホームページに載っている情報だけがすべてではありません。
私の経験のように、窓口で直接教えてもらえる制度や、その時期だけ募集している支援制度があったりします。
そのため、看護学校への進学を考え始めたら、まずはひとり親支援窓口へ相談してみましょう。
制度を利用する前に確認したい3つのポイント
- 申請は入学前が多い
- 事前の相談が必要
- 自治体によって制度の内容が違う
- 制度は併用できる場合がある
「後から申請できると思っていたら対象外だった」というケースもあります。
損をしないためにも、必ず前もって相談しておきましょう。

事前に相談している方が学費やスケジュールなど、入学後の予定も立てやすいよ◎
