シングルマザーが准看護師になる方法|学費・学校・給付金制度を経験者が解説

准看護師

「シングルマザーでも看護師になれる?」
「社会人から看護学校に行くにはどうすればいい?」

将来のお金や子どものことを考えて、安定した仕事に就きたいと思い看護師を目指す人は増えています。一方で、

  • 「子育てをしながら学校に通える?」
  • 「学費や生活費はどうする?」

と、不安が大きく最初の一歩を踏み出せない人も少なくありません。

私自身、二人の子どもを育てるシングルマザーとして2年間看護学校に通い、准看護師の資格を取得しました

この記事では、実際にかかった学費や生活との両立、利用した給付金・支援制度、学校選びまで、私の実体験をもとに詳しくお伝えします。

「本当に自分にもできるのかな?」と迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

准看護師とは?正看護師との違いを簡単に整理

准看護師の大きな特徴は、最短2年で資格取得を目指せることです。
働きながら学校に通えるため、できるだけ早く医療職として働きたい方や、主婦や社会人から手に職を付けたい方に選ばれることも多い資格です。

准看護師と正看護師は同じような業務内容ですが、法律上は別の資格になります。

准看護師正看護師
資格都道府県知事が免許を交付する厚生労働大臣が免許を交付する国家資格
業務医師・歯科医師・看護師の指示のもと業務を行う自らの判断で看護を提供する
給料正看護師よりやや低いやや高い

一方で、実際の現場では正看護師とほぼ同じ看護業務を担当している職場も少なくありません。
准看護師と正看護師の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

 准看護師とは?正看護師との違いや資格・仕事内容・年収まで全部解説
https://nurse-money.com/associate-nurse/


准看護師になるまでの期間

最短2年で資格取得できる

准看護師養成課程は、最短2年で修了できます。
看護師のように4年制大学や3年課程の専門学校へ進学するルートと比べると、資格取得までの期間が短く、早く医療職として働き始められるのが特徴です。

子育て中の方や、できるだけ早く収入を得たい方にとっても現実的な選択肢です。

働きながら通える学校もある

准看護学校の中には、病院で働きながら通える制度を設けている学校もあります。
看護助手などとして雇用し、給与を受け取りながら学べるほか、病院によっては学費を支援してくれる制度を用意しているケースも多いです。

私が通っていた学校は、昼からの登校で1年の間は実習もないため、午前中に働いている人が多かったです。

ただし、制度の有無や条件は学校や病院によって異なるため、進学を考えている地域で事前に確認しておきましょう。


課程は学校によって異なる

准看護学校には昼間課程が中心ですが、一部では夜間課程を設置している学校もあります。

ただし、夜間課程は年々少なくなっているため、「夜間なら通える」と考えている場合は、志望校の募集要項を必ず確認することをおすすめします。


費用はいくらかかるか

学費の相場

准看護学校は、公立・私立(医師会立など)によって学費が異なります。目安として、年間の学費は30万円〜50万円程度です。

学費以外にかかるお金

授業料以外にも、教材費や実習費がかかります。これらを合わせると、年間でおおよそ50万円前後、2年間の総額では約100万~150万円程度を見込んでおくのが一般的な目安とされています(学校によって差があるため、必ず志望校に直接確認してください)。

中卒の場合、学費が一部免除になるケースもある

中学校卒業後に、准看護師養成課程に進学する場合、高校授業料にあたる部分について「高等学校等就学支援金」の対象になるケースがあります。
ただし、これは学校の形態によって扱いが異なるため、該当するかどうかは必ず志望校に直接確認してください

私が実際にかかった費用(実体験)

私の学校では、合計130万円ぐらいの費用がかかりました。

シングルマザーが使える支援制度

高等職業訓練促進給付金(ひとり親専用・最重要)

ひとり親家庭の親が看護師や保育士などの資格取得を目指して6ヶ月以上修業する際、生活費を支援する国の制度です。🔗こども家庭庁

  • 訓練期間中は月額10万円(住民税課税世帯は月額7万500円)
  • 修業最後の1年間は月額4万円が増額
  • 修了後にはさらに5万円(住民税課税世帯は2万5,000円)の一時金が支給

児童扶養手当を受給しているか、同等の所得水準にあることなど、いくつかの要件があります。
金額・要件は自治体によって異なるため、必ずお住まいの市区町村窓口で確認してください。

看護師等修学資金貸付制度|卒業後返済免除あり

都道府県が実施している無利子の貸付型奨学金です。月額の目安は3万2,000円〜3万6,000円程度が基本ですが、自治体によっては複数の金額から選択できる場合もあります。
卒業後、指定された医療機関などで一定期間(3〜5年程度)勤務すれば、返済が免除されます。ただし期間途中で退職すると全額返済になる点には注意が必要です。

私も実際に利用しました!

病院付属学校の奨学金、生活扶助

病院によって制度は様々ですが、一定期間その病院に勤務することを条件として受けることができる奨学金です。
私の地域では、2年間学校に通った場合、卒業後同じ期間だけ看護師として働くと免除されるところが多かったです。
この制度を利用して卒業後もその病院に就職するという学生ばかりでした。

返済免除の制度も学校によるので、事前にしっかり確認しましょう。

自治体によって金額が違うので窓口確認を

上記の制度はすべて、金額・要件・対象校が自治体や学校によって異なります
この記事の数字はあくまで目安として捉え、実際に申請する際は、お住まいの自治体の窓口や、進学予定の学校の学生課に必ず直接確認してください。

学校選びで失敗しないポイント

子どもが未就学児か、小学生か、それとも自分でお留守番ができる年齢かによって、通える時間は大きく変わります。

実習先の距離・通学時間

准看護学校では臨地実習があり、実習先が学校と異なる場所になることも珍しくありません。実習中は朝から夕方までが多く、通学時間より長くかかったりすることもあるため、子どものお迎えや預け先の確保とあわせて事前にシミュレーションしておくと安心です。

入試学科

私が受験した時は数学・国語・小論文・面接でした。
学校によって様々ですが、面接と小論文のみの学校も増えています。

推薦・社会人入試枠の有無

学校によっては、社会人経験者向けの推薦入試や、面接・小論文中心の入試枠を設けている場合があります。学科試験に不安がある人は、志望校にこうした入試枠がないか確認してみましょう。

正看護師への道

准看護師として働きながら、2年課程に進学すれば、正看護師を目指すことも可能です。
まずは准看護師として資格を得て生活を安定させ、その後のステップとして看護師を目指す、という段階的なキャリア設計ができるのも、この資格の強みです。

まとめ

シングルマザーでも、准看護師という資格は現実的に目指せます。
取得までの期間も短く、ひとり親向けの給付金や貸付制度も用意されています。
金額や条件は自治体によって差があるため、まずは窓口や志望校に相談するところから始めてみてください。

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