「准看護師ってどんな資格?」
「正看護師とは何が違うの?」
「社会人やシングルマザーでも目指せるの?」
私も看護学校へ入学する前は、同じような疑問ばかりでした。
しかし、ネットには制度の説明は多くても、実際に准看護師として働いている人のリアルな情報は少ないです。
私自身、シングルマザーとして一人で育児をしながら、30代で准看護学校を卒業しました。
この記事では、准看護師とはどんな資格なのかをはじめ、仕事内容や正看護師との違い、給料、メリット・デメリット、将来性まで、実際に働いている経験を元にわかりやすく解説します。
結論―――
准看護師は社会人やシンママでも、育児との両立をしながら目指せる資格であり、将来の収入や生活の安定につながる医療職です。
准看護師とは?
准看護師とは、医師または看護師の指示を受けて看護業務を行う医療職です。
患者さんの健康管理や治療の補助、日常生活の援助などを行い、病院やクリニック、介護施設など幅広い職場で活躍しています。
「准」という文字から補助的な仕事だけをするイメージを持たれることがありますが、実際には正看護師と同じように看護を提供します。
准看護師は国家資格?
准看護師は国家資格ではありません。
都道府県知事が免許を交付する資格です。
一方、正看護師は厚生労働大臣が免許を交付する国家資格になります。
准看護師と正看護師の違い
| 項目 | 准看護師 | 正看護師 |
|---|---|---|
| 資格 | 都道府県知事免許 | 国家資格 |
| 業務 | 医師・看護師の指示で業務を行う | 自らの判断で看護を提供できる |
| 修業年数 | 2年 | 3〜4年 |
| 平均年収 | 約420万円前後 | 約520万円前後 |
| キャリア | 管理職になりにくい | 管理職や専門資格も目指せる |
法律上は違いがありますが、現場では仕事内容がほとんど同じという職場も多いです。
准看護師の仕事内容
准看護師の主な仕事は次のとおりです。
- バイタルサイン測定
- 採血
- 注射・点滴
- 服薬管理
- 清潔ケア
- 食事・排泄介助
- 患者の観察
- 看護記録
- 看護処置など
働く場所も病院だけではなく
- クリニック
- 介護施設
- 老人ホーム
- 訪問看護
など様々な場所で働くことができます。
私の地域の求人を見ていると、クリニックは正看護師のみ募集しているところもあります。
実際の現場ではどうなのか
私自身、複数の病院やクリニックで准看護師として勤務したことがあります。
実際の業務では、正看護師とほぼ同じ看護業務を担当していました。
ただ、多くの病院では病棟のリーダー業務は正看護師が担当しています。
病棟リーダーは部屋持ちのスタッフへの指示や病床管理、医師とのやり取りなど病棟全体をまとめる役割があるため、准看護師は担当しない職場が多い印象です。
また、師長や主任といった管理職は准看護師で目指すのは難しいため、「日々の仕事内容はほぼ同じだけど、責任の大きい管理業務は正看護師が担当」という職場が多いと感じています。
※仕事内容や役割は勤務先によって異なります。
准看護師になるには?
准看護師になるには、都道府県知事が指定する准看護師養成所を卒業し、准看護師試験に合格する必要があります。
一般的な流れは次のとおりです。
- 准看護学校を受験
- 約2年間学校で学ぶ
- 准看護師試験に合格
- 准看護師として就職、または正看護師を目指し進学する
准看護師は、看護助手から准看護師になる人、私のようにシングルマザーで子育てと両立しながら通う人などが多く年齢層は高めでした。
学校生活については別記事で👉
准看護師の給料・年収
准看護師の平均年収は約420万円前後
平均月収29万円前後、平均賞与81万円となっています。
出典|厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」e-stat.go.jp/
もちろん勤務先や地域、夜勤回数によって差がありますが、一般的な職種と比べても比較的安定した収入が期待できます。
また、仕事に困ることはありません。

私は准看護師1年目で年収100万以上はアップしました🌟
ただし、正看護師と比べると年収には差があるため、長く働くほど生涯年収にも影響してきます。
准看護師のメリット
准看護師には次のようなメリットがあります。
- 最短約2年で資格取得を目指せる
- 正看護師より学費が安い学校が多い
- 医療職として安定した収入を得られる
- 働きながら正看護師を目指せる
- 責任の大きい管理業務が苦手な人は心理的負担が減る
「早く働きたい」「学費を抑えたい」という方には大きなメリットがあります。
給付金制度もあり、シングルマザーが目指す資格としてはとても魅力的です!
准看護師のデメリット
一方で、デメリットもあります。
- 正看護師より平均年収が低い
- 管理職になりにくい
- 転職で制限を感じる場合がある
正看護師との違いに悩むこともあった
これはあくまで私自身の体験ですが、准看護師だからと見下された経験はありません。
私がこれまで働いた職場には准看護師も多く、お互いに協力しながら働いていました。
ただ、自分自身「准看護師」という資格に少し引け目を感じることがありました。
先輩からは、
「正看護師は取らないの?」
「取れるなら取った方がいいよ。」
と声をかけられたことが何度かあります。
また、患者さんから「准看なんだね。」と言われたこともありました。
全く嫌な言い方ではありませんでしたが、少し複雑な気持ちになったのを覚えています。
准看護師から正看護師になるべき?
周りには准看護師から正看護師へ進学した人もいれば、そのまま准看護師として長く活躍している人もいました。
私は、正看護師になるかどうかを急いで決める必要はないと思っています。
子育てをしながら更に2年間学校に通うのは精神的にも金銭面でも厳しいです。
まずは准看護師として経験を積み、「もっと知識を深めたい」「キャリアアップしたい」と思ったタイミングで進学を考えても遅くありません。

准看護師でも十分ステップアップ!
准看護師から正看護師になる方法
- 准看護学校を卒業しそのまま進学する
- 一度働いたあと全日制に進学する
- 5年間働いたあと通信制に進学する
働きながら通える通信制を利用する人も多く、ライフスタイルに合わせてステップアップできます。
▶関連記事:准看護師から正看護師になる方法を解説
よくある質問
- Q准看護師も採血や注射をしますか?
- A
はい。勤務先のルールに従って採血を行います。
- Q准看護師は将来なくなるって本当?
- A
「なくなる」と言われることがありますが、現在も准看護師養成所はあり、多くの准看護師が医療現場で活躍しています。ただし、学校の減少など将来的な変化もあるため、最新情報は確認するようにしましょう。
- Q准看護師は何歳からでも目指せますか?
- A
年齢制限はありません。社会人や子育て中の方が入学するケースも多いです。
まとめ
准看護師は、患者さんに寄り添いながら医療を支える大切な仕事です。
法律上は正看護師との違いがありますが、実際の現場では同じような看護業務を担当する職場も多いです。一方で、病棟リーダーなど病棟全体を管理する役割は正看護師が担うケースが一般的です。
私自身もシングルマザーとして准看護学校へ通い、現在は准看護師として働いています。
これから看護師を目指す方に向けて、このブログでは学校選びや学費、働き方なども実体験をもとに発信しています。
